海辺の洞窟の中は薄暗く、むせ返るような湿気とぬかるんだ地面が、敵の攻撃と相まってメガブラックを追い詰める。敵の剣が鈍い光を放ってブラックを真一文字に切り裂き、スーツが激しく火花を散らした。
「ぐわああああ!」
壁にしたたかに背中を打ち付け、ブラックが地面に尻餅をつく。マスクはひび割れ、スーツは引き裂かれて抉れ、バチバチと小爆発を繰り返していた。メガロッドを杖代わりに立ち上がったブラックは、暗闇の中からにじり寄る敵に身構えた。天井、洞窟の割れ目から差す日の光に照らされ、相手の姿が浮かび上がる。赤いボディのクネクネであった。
普段、いともたやすく片付けてしまう相手。それにまるで歯が立たないでいる。メガスナイパーで銃撃しても、持っている剣で光線を弾き飛ばしてしまうのだ。殴ろうと蹴ろうと受け流され、そしてスーツの防御をあっさり突き抜けるほどの攻撃が返ってくる。戦いを始めて五分と経たないうちにスーツをめちゃくちゃに破壊されてしまったのであった。
「くそ、みんな! 聞こえないのか!?」
どれだけ通信で呼びかけても返事が来ない。雑音すら入らず通信が届いているのかも分からない。目の前の、明らかにいつもとは違うクネクネの事も。分からないことだらけである。クネクネが手を自分の顔へやり、帯電させる。そしてその電流をブラックに向けて放った。
「うあああああああああああああっ!」
青白い電流に全身を包まれ、ブラックが叫びながら膝を折る。ぐちゃぐちゃにぬかるんだ地面に倒れ込み、かすれた声で仲間を呼び続けた。クネクネはブラックの脇腹を蹴り上げて仰向けに寝かせると、ブラックの顔面を掴んで大電流を流し込んだ。
メガレッドとメガブルーは、ブラックの信号を頼りに海辺へとやってきた。荒波が打ち寄せる浜辺に立ち尽くす二人は、あちこちをキョロキョロと見回している。
「いったいどこにいるんだ?」
「これじゃなにがなんだか・・・・・・」
二人のバイザーに映るブラックの信号は、ぱっと見ただけでも十個以上、それもあちこちに散らばって動いている。
「欺瞞信号か。いったいどれが本物なんだ?」
首をかしげるブルーの肩を叩きレッドが、
「このあたりにいるのは間違いないんだ。手分けしようぜ」
と言って走り出す。だが、探すと言うより信号に踊らされているのが正直なところで、砂を掘ってみたり岩陰をのぞき込んだりと落ち着かない。
「おい、そんなところにいるわけないだろ?」
「そうだけど・・・・・・」
そこへ、二人の耳元に雑音が響き、その隙間を縫うように、
「・・・な・・・いの・・・・・・み・・・な・・・・・・」
ブラックの声が聞こえてきた。
「聞こえる! どこだ!?」
「やめ・・・きこ・・・・・・はなせ・・・やめろ!」
「おい、大丈夫か!?」
ブツブツ途切れる通信の向こうで、
「うわああああああああああああああああああ!」
ブラックが叫ぶ。そして雑音とともにブツリと通信が切れてしまった。レッドとブルーは顔を見合わせて言葉を失う。レッドが、
「あっちの方を見てくる!」
と離れた断崖の方へと駆け出していった。
「おい、待てよ! ・・・・・・どうなってるんだまったく!」
ブルーは反対の灯台へと走り出した。
断崖へたどり着いたレッドは、あちこちをしらみつぶしに探して洞窟に行き当たった。中へ入ると頭上から水がしたたり落ちてくる。足下はぬかるみ、少し体重をかけただけでくるぶしのあたりまで足が沈み込んでしまう。
「歩きづらいな・・・・・・」
岩壁に手を突いて一歩ずつ奥へと入っていく。坂道を下り辺りを見回しながら進むレッドは、やがて開けた場所に出た。
「なんだ・・・これ・・・・・・」
なにやら機械が所狭しと置かれ、ランプがチカチカと光っている。頭上を見上げると天井の割れ目から光が差しこんでいた。レッドは大股気味に歩いてさらに奥へと進む。そこにブラックがいた。
「大丈夫か?」
鉄格子の向こうで、ブラックはぐったりと倒れていた。身動き一つせず、呼びかけにも応えない。レッドはブラックを救い出すべく鉄格子を握って力任せにこじ開ける。格子は飴細工のようにぐにゃりと曲がり、人一人が通れる隙間が空くと、
「今助けてやるからな!」
レッドが体を突っ込み手を伸ばす。突然レッドの背中を悪寒が駆け抜け振り返ると、真っ赤なボディのクネクネの手が伸びてきた。
「うわ!?」
飛び退いたレッドはメガスナイパーを撃った。連射された光線をクネクネは剣で叩き落とし、切っ先をレッドに向けて歩み寄る。
「こいつ、いつもと違う? 色も・・・・・・」
クネクネは剣をさやにしまい、
「やれやれ、また説明のし直しか」
喋り出した。あっけにとられているレッドにクネクネが、
「細かいことは後で話してやる。まずは貴様を『生身』にしてやろう」
「なに!?」
レッドの背後から手が伸びて、鉄格子に体を押しつけられた。
「うあ!? ・・・なん・・・でだ!?」
レッドを格子に押しつけたのは、中に入っていたブラックだった。
「なにしてんだよ! 放せ!」
クネクネは低い声で笑い、紫の電流を手に帯電させてレッドに迫った。そして顔面をがっしり掴む。
「お前ともたっぷり遊んでやろう」
紫の電流がレッドの体を駆け巡った。
「ぐあああああああああ!」
バリバリ音を立てて流れる電流がスーツを刺激して火花を噴かせる。
「うあああああああああああああ!」
体の自由を奪われて、叫ぶだけのレッド。視界に色々な情報を出してくれるバイザーが狂いだし、あちらこちらに警告が浮かび上がる。電流を流し終えたクネクネが手を放すと、羽交い締めにしていたブラックも手を放した。支えを失ってがっくりと膝を突くレッドは、バイザーの表示に目を疑った。
「なんだと・・・・・・!」
体を守る防御機構の作動不良である。
「新種のコンピューターウィルスはお前達のスーツをも狂わせる。これを世界中にばらまいたら大混乱は確実だな」
レッドがクネクネを睨みつける。バイザーはアンチウィルスの実行を表示しているが、次々と妨害されて最後には表示すら出なくなってしまった。
「対抗手段をいくら用意しても無駄だぞ。通信も妨害しているし、お前自身のデータも取り放題だ」
「卑怯な事しやがって・・・・・・!」
「才能を認められないのは悲しいものだな。・・・さて、これからどうしてやろうか」
「お前を倒すに決まってる!」
レッドがドリルセイバーを出して飛びかかった。切っ先がクネクネを捉えた瞬間、間にブラックが入る。
「うお!?」
ひるんだレッドの腹をブラックのメガロッドがとらえ、そのまま機械が並ぶ『研究室』の方へ投げ飛ばした。
「ぐわっ!」
地面を転がったレッドが体を起こすと、ロッドを持ったブラックが近寄ってくる。
「くそ、お前こいつになにをしたんだ!」
「私の手足として動くように上書きしてやったのさ。安心しろ、彼自身の人格までは破壊していないからな」
クネクネがリモコンを取り出し、レバーを動かすとブラックがメガロッドを構える。そしてスイッチを押すと、
「やっと来てくれたのか」
ブラックが言う。そして、
「だけどこのままじゃまずい、逃げるんだ!」
そう言いながらレッドにロッドを振り下ろした。ドリルセイバーでそれを受け止め、
「どうしちまったんだよ!」
「体が言うことを聞かないんだよ! 今だって急に喋れるようになったんだ」
ブラックがレッドを蹴り飛ばし、ロッドを持って仁王立ちする。
「いいから早く逃げろ! でないと・・・・・・」
クネクネがレバーを動かすと、ブラックの右手が自分の股間へと伸びる。
「う、あ! やめろ!」
ブラックは自分の股間を目一杯握りしめた。
「うぎいいいいいいいいい!?」
「また小便を漏らしたいのか? それとも潰して欲しいのか?」
「やっ・・・、ぐああああああああ・・・・・・!」
股間を握ったままブラックが膝を突く。
「このまま潰してしまおう」
ブラックが叫びながらうずくまり、レッドの視界にクネクネが映る。メガスナイパーでコントローラーを狙い、引き金を引いた。だが、発射された光線はクネクネに届く前に、無理矢理立ち上がらされたブラックの胸に命中してしまった。
「がはあっ!」
胸から火花が噴き上がる。それでも股間を握ったままのブラックは、激痛に悶えていた。
「メガブラックよ、何か言うことがあるんじゃないのか?」
「・・・な、仲間を、助けて・・・・・・」
「ん?」
「・・・下さい・・・・・・」
「よくできました。その願いが私のAIに届くといいな」
クネクネはコントローラーのAI制御ボタンを押した。
「さぁ、ブラックよ。お前の仲間を倒すのだ!」
ブラックがレッドに向かって歩き出した。
「なんとかできないのか!?」
「無理だ、逃げろ! お前を傷つけたくない!」
ブラックは地面を蹴って飛び上がり、ロッドを振りかざした。レッドがとっさに防ごうとドリルセイバーを振り上げ、がら空きの腹にめがけてブラックのメガスナイパーが火を噴く。
「ぐはあっ!」
レッドが吹っ飛んで大の字に倒れ込む。その腹にブラックが落ちる。ブラックの足がレッドの腹に突き刺さり、
「うがあっ!」
体をくの字に折り曲げて呻く。ブラックのメガスナイパーがレッドの胸を何度も撃ち、悲鳴と爆発音が響いた。
「逃げろ、逃げてくれ!」
ブラックの叫びもむなしいだけで、体はレッドを追い詰めようと攻撃の手を強めていく。一方のレッドは仲間を攻撃することもできず、ひたすら攻撃を受け止めるしかなかった。隙を突いてクネクネを攻撃しようとしても、それはブラックに当たるか妨害されるだけで、まるで意味をなさない。
レッドを壁際に追い詰めたブラックは、レッドの腹をメガロッドで突いて衝撃波を叩き込む。
「ぐはあぁっ!」
レッドの体が衝撃波とともに壁にめり込み、ブラックがやめろと叫ぶ。絶叫する間にレッドの体半分が岩にめり込んで、激しくむせ返った。首を覆うスーツの白い部分がじわりじわりと赤く染まり、血を吐いたのが分かると、ブラックは一層強く叫んだ。レッドの手からドリルセイバーが滑り落ちる。ブラックはそれを拾うと涙声で、
「許してくれ・・・・・・」
と呟きながら、レッドを切り刻んだ。
「ぐあっ! がっ! うあああっ! あっ、ぐあっ! うあああああああっ!」
レッドの体から火花が飛び散り、バイザーは防御機構の完全停止を表示する。ウィルスに冒されて機能を破壊された上にブラックの攻撃で、レッドの体を守っていたスーツは壊れてしまった。クネクネの言う「生身」となんら変わらない状態になってしまったのである。
「そこまでだな」
クネクネはブラックの制御を自分に戻して下がらせた。クネクネはレッドに近寄り泥やすすで汚れたスーツを指でなぞり、
「これまで同胞がこの防御を破ることは難しかった。群がっても無意味なほど強力な力に守られていた。それがどうだ? 今なら・・・・・・」
クネクネがレッドの腹にパンチを突き刺す。
「ぐぼぉっ!」
「簡単にダメージを与えられる」
「がはっ・・・・・・!」
「どうだねメガレッド? クネクネも中々パワーがあるだろう?」
「あっ、がぁっ・・・・・・!」
クネクネは拳を引き抜くと、ドリルセイバーを手に取り、
「これで同胞を何体潰したか、覚えているか?」
切っ先で胸や腹をなぞりながら、クネクネが聞く。
「覚えちゃいないだろうな」
「・・・数えてもいねぇしな」
「私は同胞を束ねるリーダーとして作り出された。クネクネ達を指揮し、効率よく行動できるようにするためだ。それもただの兵隊ではなく、お前達に対抗するためにな。言葉さえも与えられたのだ」
「それがなんだって言うんだよ」
「・・・私は捨てられたのだ。私を作り出した神が、見捨てたのだよ」
クネクネはドリルセイバーを持ってブラックに歩み寄り、その手からメガロッドを取り上げコンソールに置いた。
「命令通りに動けばいい、何も生み出すなと言われた。だが私には無理だった。これまでネジレジアが集めた戦闘データを元にお前達を抹殺する作戦を立てて神に捧げた。それがきっかけだ」
ドリルセイバーを手にクネクネが再びブラックに寄って、
「作戦も、必要なネジレ獣の手配も、何もかも準備していたのに、私は捨てられたのだよ。だから誓ったのだ。貴様らを手土産に凱旋するとね。貴様らを捧げて許しを請うのだ」
クネクネはリモコンを取り出し、
「だがその前に一つ、私も楽しみたい。欲望を満たしたいのだ。その道具にお前達はうってつけなのだ。探さなくても来てくれるんだからな。・・・さぁメガブラック、見ているがいい」
ドリルセイバーをブラックに預けスイッチを押して黙らせると、クネクネは壁にめり込んだレッドを引きずり出して投げ飛ばした。
「かかってこい、メガレッド」
「同情はするけど、それとこれとは別だぜ! 行くぞ!」
レッドが飛びかかり、クネクネにパンチを浴びせる。鋭く突き出す拳をクネクネは軽々とよけて、パンチを受け流しながらため息をつく。レッドが回し蹴りを放つがしゃがんでよけたクネクネに足を払われて転んでしまった。
「ぐあっ!」
「忘れてるだろう? 変身してもお前はただの人間と同じなのだ!」
立ち上がったレッドの腹に、クネクネのパンチがめり込む。
「ぐほおぉっ!」
腹を押さえてよろけるレッドに、クネクネはパンチの嵐を見舞った。体の自由がきかないブラックは目をぎゅっとつむり、レッドの姿を見まいとする。ブラックの耳に届くレッドの呻きは徐々にボリュームを増し、ブラックの心を責め立てた。自分にはどうすることもできない悔しさに身を震わせる。目を開けばレッドが壁に叩きつけられ、ずるずると地面にへたり込むところだった。
「あがっ・・・、まだだ・・・・・・!」
立ち上がったレッドに膝蹴りを食らわせ、背中を殴り地面に突き倒す。レッドがメガスナイパーを抜くもその手をクネクネに踏みつけられ、かわりに剣がレッドの眉間に突きつけられた。
「その銃は預からせてもらうぞ」
クネクネがメガスナイパーをつま先で蹴って自分の手に飛ばす。剣をしまってレッドを立たせると、胸に蹴りを食らわせた。
「がああっ!」
レッドが吹っ飛んで壁に叩きつけられる。崩れ落ちる瞬間にクネクネがもう一撃食らわせ、レッドがまた壁にめり込んだ。
「があっ・・・、あうぅ・・・・・・!」
クネクネはブラックのメガスナイパーを取り上げると、それを二丁構えてレッドに乱射する。けたたましい音を立てて光線が飛び、爆発と土煙でレッドの姿が見えなくなる。
「うわああああああああああああああああああっ!」
レッドの絶叫が響き、壁がガラガラ崩れ落ちる。撃つのをやめて様子を見ていると、炎と煙の中からレッドが倒れ込んできた。マスクはひび割れ、スーツはめちゃくちゃになり、痙攣しながら膝を突いたレッドはそのまま突っ伏した。
「・・・さてと、メガブラックよ。お前は次の段階へ進むのだ。下半身の落ち着きの悪さ、気づいているだろう?」
クネクネがリモコンのスイッチを押すと、
「殺したのか!?」
とブラックが言う。
「気を失っただけだ。次は私の欲望を満たして欲しい」
「これ以上何をさせるつもりなんだ!?」
「お前の体は私の制御下にある。つまり・・・・・・」
リモコンのダイヤルを回すと、
「うぎっ!?」
ブラックの股間が膨らみ始めた。
「しばらく遊んでなかったようだな? 存分に遊ばせてやろう。メガレッドでな」
鈍痛に頭を振り、意識を取り戻したレッドの目の前に、ブラックが映る。
「たす・・・かったのか?」
「・・・すまん!」
レッドが視線を動かすと、ブラックの手にドリルセイバーが握られていた。見ればブラックのスーツは股間部分が裂けて、勃起したペニスが糸を引いているのが目に入った。
「な、なにを・・・・・・?」
「お、俺じゃない! 俺じゃないんだ! すまん!」
「・・・え?」
クネクネがレッドを押さえつけて、
「やれ」
と一言言うと、ドリルセイバーが唸りをあげた。そして切っ先がレッドに尻にあてがわれ、スーツを巻き込んで切り裂き始めた。
「うわあああああああっ!?」
尻から火花を噴き上げてレッドが叫ぶ。スーツがえぐれて千切れると、ブラックはドリルセイバーを投げ捨て、丸出しになったレッドの尻穴にペニスを押しつけ、指で穴を広げてねじ込んだ。
「ぎゃううううあああっ!?」
ブラックはレッドの両足をがっちり掴んで、無理矢理ペニスを押し込む。穴の縁が切れて血が垂れてもお構いなしにずっぽりと根元まで差し込んだ。ブラックがゆっくり腰を引いたり突いたりしてならしながら、徐々にスピードを上げていく。
すまん、すまんと連呼するのに嫌気が差したクネクネがブラックを黙らせた。レッドを起こして四つん這いにさせると、その正面に座ってじっと行為を見つめ続けた。
「あっ、ぐうっ! ひっひぃっ、やめっ、抜いてくれっ!」
「楽しくなるところなんだからもう少しましな事を言えんのか」
「ふっ、ざけっ・・・なうぅぁっ!」
クネクネは地面にあぐらをかいて、一心不乱に腰を動かすブラックと、情けない悲鳴を上げるレッドを交互に見つめた。二人のスーツに流し込んだウィルスがデータをクネクネに送る。それ従いリモコンでブラックを操って、二人にとてつもない快楽を与えた。クネクネの『手ほどき』でブラックは頭を仰け反らせ、ブラックはレッドの前立腺をごりごりとペニスで押し潰す。ブラックがレッドにがっちり組み付いて獣のように腰を振る姿を見つめながら、クネクネも自らの生体パーツを外に出してレッドに見せつけた。
「私にもこれがあるんだ」
人間のペニスを模したパーツが先走りを浮かべ始める。
「出るのはお前達のような精液ではなく、液体に満たされたマイクロマシンでね。こいつをメガレッド、貴様に飲ませて心身ともに乗っ取らせてもらう」
「だっ、れがっ・・・、のっむかっ・・・・・・」
「嫌でも飲み込んでもらう。どうするか考えたんだ。一番屈辱的な方法をね。どうだね? 仲間にレイプされる感想は? 私に与えられるデータを元にお前が一番いいと思うところだけを突かせているんだ」
「あっがっ・・・、はぐっうぅ・・・・・・!」
「メガレッドよ、先に送り込んだウィルスの準備ができたようだ。ブラックも気持ちよくしてやろうじゃないか」
クネクネはそう言って、リモコンの切り替えスイッチを押した。レッドの尻がブラックのペニスに圧力を加え、絶頂へと導き始めた。
「喜べ。さっき首を自由にしてやったら仰け反っているぞ。そうとうお前の中が気持ちいいのだな」
「お、お前なんか・・・、みんなで・・・・・・」
「倒せると思っているのか? どうなるか見ているがいいさ。だが、今はこっちに集中してもらおう」
クネクネがレッドの股間に手を伸ばす。
「まだふにゃけているな。ブラックじゃ満足できないのか?」
「・・・るせ・・・、黙れ・・・・・・!」
「どうした? ここを触られたくないようだな?」
人差し指でレッドの睾丸をなで回すと、ビクンと体を震わせた。
「どれ? お前の記憶を検索しよう。普段どうやっているのかわからないと楽しめないだろうからな」
「やめろ!」
「ほう、なるほどね」
クネクネは手のひらでレッドの睾丸を包み込むと、ねちっこくなで回した。レッドの背中をくすぐったい快感が駆け抜け、両腕の力が抜けて地面に這いつくばった。
「うあああああ!」
尻からの刺激と睾丸の刺激がレッドの脳を貫いて声が漏れる。
「しごくだけで射精できない時はいつもこうしているんだな」
「うあっ、やめっ・・・・・・! 言うな! やめてくれぇ!」
「ブラックは戦況分析に学校の事と忙しくしているせいでオナニーもできないのに、レッドときたら家に帰れば四六時中隙さえあればいじくりまわしていたわけか」
「うあっ! なっ、んでっ!? あっぎぃあっ! うあああっ!」
「お前達の記憶を好きなように読めるんだ。今更隠しても無駄だぞ?」
「うぎぃっ! うあっ、ああああっ!」
「・・・おやおや、これはこれは」
「やめっ、見るな! 勝手に・・・、記憶っ、うあっ! あっ、あうっ、やめっぐあああっ!」
ブラックが激しく腰を動かして、ペニスでレッドを突く。ブラックの体は半ば痙攣し始めて、ガクガクと頭を揺すっていた。
「簡単に射精できないようにしたのが災いしたかな? 出そうともがいているようだ」
「あっ、ぐっ、うあっ! ・・・だ、すって・・・、いやだっあうっ!」
「メガレッド、お前の意見だけで決めてはかわいそうだろう? どうだねメガブラック?」
クネクネがリモコンでブラックの言葉を返してやると、
「あううううああっ!? ひぎぃっ! ひぎいぃっ! う、あっ、あっ、ああああっ!」
叫び声を上げた。
「射精したいのか? どうなんだ、答えろ」
「イぎ・・・たいっ! くっ、るしっ、い・・・・・・! あううううぅぅああああっ!」
「そうか。だがまだだ。レッドを満足させてやるんだ」
「はぐっ、もぉっ、むり・・・ぃ・・・・・・!」
「うっ、あっ! やめろ! 耕・・・一・・・・・・郎っ、やめっ・・・、あぐうぅっ!」
「むりっ、無理だっ、ぐあっ! ・・・が、まん・・・・・・、できないぃっ!」
ブラックがビクビク震えてレッドの腰をもみしだく。射精したくてもできないもどかしさを逃がそうと悶えるブラックに、クネクネが追い打ちをかける。リモコンでレッドを操り、さらにしめつけをきつくしたのだ。
「うぎいいいいいああああっ!」
「ぐああああっ! やっめっ、抜いてっ・・・、うあっうああっ! うああああっ!」
クネクネはレッドの首を掴んで自分に向かせると、顔面にパンチを放った。
「ぐべぇっ!」
バキッと音を立ててマスクが砕けた。目に涙をためて鼻血を垂らし、だらしなく開いた口からよだれと血の混ざった泡を吹いている。
「さぁ、準備はもう十分だろう」
クネクネがペニスをレッドの口に押し込む。
「んぶうぅっ!」
喉の奥までペニスを突っ込んだクネクネは、
「腰を振ったりしごいたりしないと射精できないのも不便だな」
レッドが涙目でクネクネを睨みつけて、口に突っ込まれたペニスを思い切り噛む。
「食いちぎろうとしたって無駄だ。・・・おや?」
クネクネが異変に気づいた。ブラックが一言も発さなくなっていた。
「メガレッド、お前がよっぽど気に入ったのだな」
ブラックの両腕がだらりと垂れていた。操られて腰を振り続けたまま気を失っているのだ。
「ではそろそろ終わりにしよう」
クネクネがリモコンをいじると、ブラックが腰をレッドに叩きつけた。その直後たまりにたまったブラックの精液が堰を切ってレッドの中に放たれる。体の中に生暖かい汁の迸りを感じたレッドが、
「うああああああああああああああああああああっ!」
大口を開けて叫んだ。クネクネはその瞬間を見逃さず、喉のさらに奥までペニスを突き刺し、体液を放つ。
「ぶぐうううぅぅぅぅっ!?」
大量の液体を流し込まれたレッドが吐き戻そうとして口の端からドロドロの液体があふれ出した。吐ききれなかった液体は行き場を失い、ブッと鼻からも噴き出した。
「ぐえええぇぇぇ・・・、ひぎっ、は・・・、がはっ・・・・・・!」
レッドの目玉がぐるんと白目を剥く。クネクネがペニスを引き抜くと、レッドの頭が地面に落ちる。白目を剥き、口や鼻から液体を垂れ流して敗北したその体の中に、同じく気絶して敗れたブラックが小水を放つ。二人の結合部から小水が漏れ出始めると、レッドがドロドロ精液を漏らした。
クネクネはブラックのベルトを掴んでペニスを引っこ抜く。カチカチに勃起したままのブラックは、透明な体液をまき散らして倒れ込んだ。レッドを蹴って仰向けに寝かせ、クネクネが腹を思いきり踏みつける。
「ぐぼおおぉぉっ!?」
口から体液を吐き、尻から精液と小水の混ざり合った汁を噴射して、レッドが意識を取り戻した。
「はっ、ぐっ、えぇ・・・・・・」
股間を精液で濡らし、それでもなお萎えないペニスの形をくっきり浮かび上がらせて悶えるレッドに、クネクネは手を伸ばした。
「無様な姿をしっかり記録させてもらったぞ。もう一発華を添えようじゃないか」
濡れた股間を引き裂いて、半分皮を被ったレッドのペニスを握り強く刺激を与える。
「はがっ、ぐっえぇぇ・・・・・・!」
グチュグチュ音を立てるレッドのペニスがまたビクビク震え出す。
「ぎっ、ひぃっ・・・! う、あっ、うあっ、うああああっ・・・・・・」
レッドが頭を起こしてクネクネを殴ろうと腕を振り上げた直後、
「うぎいいいいいいっ!? ひぎっぎいいぃぃぁああああっ!」
噴水のように透明な体液を自分の顔に向けて噴き上げた。力が抜けて倒れ込むレッドの胸や腹に汁が飛び散り、体をよじって悶える。こらえようと力を入れれば尻からブラックの精液と小水を漏らした。噴ききったレッドが腰を落とす。クネクネが手を放して立ち上がり、高揚感に身を震わせた。これまで仲間を倒してきた二人が、精液や小便にまみれて気絶している。レッドは再び白目を剥き、半開きの口から下を垂らしている。おもむろにブラックのマスクを剥ぎ取ると、彼もまた同じ表情で気絶していた。クネクネがリモコンから指示を送ると二人の変身が解除される。健太と耕一郎は体中にあざをこしらえ、痛々しい姿である。それを脳に記録したクネクネは再び変身するよう指示を与えると、傷一つない真新しいスーツが二人の体を包み込んだ。
微弱になった信号をたどって洞窟に入ってきたメガブルーは、檻の中で倒れているレッドとブラックを見つけた。
「大丈夫か!?」
メガスナイパーで檻を壊して中に入り、二人の頬を叩く。ややあって意識を取り戻したレッドとブラックを見て胸をなで下ろしたブルーは、二人を連れて外へ出ようと背中を向けた。レッドとブラックがメガスナイパーを抜いて、ブルーの背中を撃つ。
「ぐああああっ!?」
何が起きたか分からずうろたえるブルーの頭上から、天井に張り付いて息を潜めていたクネクネが飛びかかり、羽交い締めにして立ち上がらせた。
「なにを!? なんなんだ!?」
「やれ、二人とも!」
レッドとブラックが引き金を引き、無数の光線がブルーを襲う。
「ぐわあああああああああああああああっ!」
ブルーのスーツがあちこちから火花を噴いた。クネクネがブルーを投げ飛ばすと、レッドとブラックがドリルセイバーとメガロッドを構えて襲いかかる。
「二人ともなにするんだ!?」
メガロッドを受け止めたブルーの背中を、レッドのドリルセイバーが切り裂いた。
「ぐはあっ!」
膝を突いたブルーの首にメガロッドを押し当てて地面に押し倒し、衝撃波を食らわせる。
「げべぇっ!」
首を押し潰される激痛にブルーが咳き込んで悶える。喉を押さえてよろよろ立ち上がったブルーの前にブラックとレッドが立つ。
「ま、待て、やめろ・・・・・・!」
とブルーが手を伸ばす。だが二人は何も答えない。レッドがジャンプしてブラックの型を踏み台に舞い上がると、スクリュードリルセイバーをブルーに放った。技が命中したブルーは体をよじり、
「うわあああああああああああああああああっ!」
火花をまき散らして体をガクガク震わせる。ブラックはメガロッドとメガスナイパーを組み合わせてロッドスナイパーを完成させると、ブルーに向けて引き金を引く。素早い射撃がブルーを捉え、一発目が胸に、二発目が眉間に、三発目が右の太もも、そして四発目がブルーの股間に命中する。
「ぐあああああああああああああああああああっ!」
至る所から火花をまき散らして崩れ落ち、爆発が巻き起こる。メラメラと燃える炎の中で、マスクが半分吹き飛び、スーツのあちこちが焼け焦げて破壊されて横たわるブルーの姿がクネクネの目に飛び込んでくる。
「よくやった」
クネクネ画拍手しながら近づいてくると、レッドとブラックは武器を手にクネクネに向き直る。レッドのスーツから、体に残っていたブラックの精液と小水がポタポタ滴り、ブラックは股間に大きくテントを張っている。
「仕上げをやるのだ」
二人は頷いてブルーに歩み寄り、ブラックがブルーを蹴り起こす。
「あっ、ぐあっ・・・、な、なんで・・・・・・」
レッドがドリルセイバーを逆手に持ち、頭上高く振り上げた。
「そんな、・・・やめろ、やめろぉっ!」
クネクネの耳にブルーの絶叫が響き、その顔を飛び散った火花が照らす。クネクネの『凱旋』まで、あとほんの少しのところまで来ていたのだった。
(了)